2016年5月30日月曜日

2016 CJ 第3戦 富士見パノラマラウンド

全日本の前哨戦でもある&気持ちの中ではリハーサルだったので、そこを重点的にメモ。

前日
金曜の仕事が遅くまでかかった事もあり、前日土曜はのんびり8:30頃出発で、正午過ぎ到着。昼食後すぐにコーストレーニングへ出て、2.5時間くらいゆっくりと機材と身体の確認をして、16時には撤収。

(晴れてたから洗車も楽だったけど、全日本の時は会場でゆっくりしたい&雨とか降ったら大変っぽいから、そこはまぁ改善点。)夕食は6時くらいに南諏訪の一休、宿泊はいつものレゲェペンション。

もみの湯で風呂入った後は、みんなで八幡浜のDVD鑑賞会。色んな選手のライン取りや再加速のタイミングをダメ出し(笑)...適当に10時過ぎにセルフマッサージして就寝。

当日
朝はベーグルとかサラダのペンションご飯。移動しながら、炭水化物を補給。会場に到着後はレースバイクをキクちゃんに預けて、29erで会場周辺を45分ほどサイクリング。(レース4.5時間前)

コースと戦略
コース自体は極めてイージーだが、何故そんな所に力を入れてしまったのかわからないくらいのくだらないロックセクションと段差下りがスタート直後にあり、間違いなく渋滞が発生する事が予見されたので、スタート後はフルダッシュでシングルトラックに突入するorロックセクションは自転車を担いでパスすると決めた。機材面ではDi2のシンクロシフトを切って、フロント36Tシングルに設定。後は全日本をイメージ、集中してTop10に近い選手を追うのみ。

ウォームアップ
上記のサイクリングで身体を動かしたので、レース1.5時間前にスポーツアロマ受けたりとのんびりモード。(軽部先生に腹筋と臀筋の硬さを指摘された。)スポーツアロマ施術後に会場脇の登坂でL4-5で少し走った後に、ショートダッシュインターバルをやって、適当に流してからスタートに入った。

レース
27位コールで4列目。なぜだか前にレース中に見た事もない様なU23だかジュニアの選手が...これは失敗したなぁと思ったが、ゆろっぴが「大丈夫っすよ」と隣で言ってくれたのでまぁ受け流す...

定刻通りスタート。いきなりU23の選手のクリートはハマらないは轍でフラつくはで後続の自分は全く動けずにストレス...と思ったら、U23の選手がMeridaの遼君に絡んで落車...スタートして200mくらいなんですが...当然自分も引っ掛かり、懸念していたロックセクション・シングルトラックでは渋滞にばっちり巻き込まれる。多分50位くらいでやる気ダウンだったけど、スタートして一周目はみんな元気でオーバーペース気味だろうし、標高高いから皆タレるかな?と、まぁあんまり順位には焦らずに、練習のペース走だと思って、気持ちを切り替える。とは言え、練習と同じで、全力。

序盤は完走が怪しいタイム差だったけど、徐々にポジションを上げる事が出来て、4周目あたりで25位くらいまで戻す。自分の後ろには、隊列が出来上がってるけど、前とは結構離れてしまい、今日はこの隊列のメンバーで順位を決めるしかないかなぁとか思いながら、淡々と...走ってたら、ちょっとした下りの逆バンク気味な所で、パンクで遅れてた代田パイセンが「抜くよ」と自分を華麗にパス...されたんだけど、自分の前輪が変なとこに入ってしまって転倒。チーム員同士での当て逃げ?事件発生。そんな自分に気付くこともなく、代田パイセンは無事に後続の隊列を脱出したが、自分は隊列に逆戻り...アシスト冥利に尽きます...



ラストの5・6周目は隊列に強いメンバーが揃って居たので、隊列の数秒前をキープしてたつもりだったけど、実質最後の勝負どころのゲレンデ登りで2名に追いつかれ、そのまま数秒差でゴールになだれこみ、29位。


周りのメンバー的にも悪くないメンバーだったけど、今日の自分の走りだと、スタートで引っ掛からなければ、もう少し前にチャレンジ出来たんじゃないかなという印象。まぁレース走ってれば良い日も悪い日もある。悪い日でもこの結果で踏みとどまらせてくれたチームと応援してくれた皆様に感謝です。正直、かなりキツかったけど諦めないで得た事はあったと思う。


機材メモ
○足回り
車輪 PAXチューブラー&Dugast Firebird 52 (
Flying Doctor) / 1.6Bar
フォーク SRサンツアー AXONカーボン 80Psi
→ここ2レースはタイヤカットが多そうなコースだったので、信頼感あるIRCをファットリムで使ったけど、富士見は路面が綺麗というか、どこに何があるのか大体把握してるので、軽さ優先でチューブラーを採用。リム打ちパンクリスクが無い且つ低圧でシクロクロスの様に路面を這うチューブラーは特性に慣れればかなりの武器。タイヤが微振動は大体いなしてくれるので、サスペンションは固めに設定。今回のコースレイアウトだとサスが積極的に動いて欲しいセクションがほとんど無かったので、ダンシング時の反発のリズムとフィーリングだけで決定。
○駆動系
→FD36T固定は奏功。短い時間ならこのギアで押し切れないと、エリートTopとはどんどん差が出来ちゃう。

○練習メモ
前週に100km弱をFTP下で巡航しながら、登坂ダッシュを掛けるトレーニングを実施したのが良かった。登りの頂上から下りに掛けてのスピードを繋ぐトレーニングは今後も継続的に励行。



どんな状況でも、その環境でのベストを尽くして、正々堂々戦う。そんな前向きなマインドにさせてくれるのは、リスペクト出来る仲間に囲まれている故かなと強く感じたのでした。

Photo by Kikuzo, Mr Ito, Mr Mochizuki.
Thanks so much indeed.

2016年5月20日金曜日

シューズのお話



その昔、オランダにレースに行かせてもらった時に出発前からコーチに言われたのは、「シューズは2足持ってくること」でした。シューズだけは借り物じゃどうしようもならんですから。

その時は履き潰したモノをスペアを持って行きましたが、仮に現地でトラブルがあった時に、スペアを使ってベストな状態で走れるのか?今思えば、ちょっとヒヤリとします。

せっかく貴重な経験をしに行ったのだから、そういうバックアップは妥協しちゃいけない。人生で取り返せないミスになりかねないよね。

(同行したロード選手は落車してシューズをガリガリにしていたし)

そんなわけで、以来レース用のオフロードシューズは必ず2足手許に同じものを用意する癖がつきました。

そして、大事なのは補修パーツがすぐに手に入るシューズを使うべしという事。そんなわけで、Giroを2足。補修パーツも買っておきましたというお話でした。

靴って1足だと1シーズンで終わっちゃうけど、2足履き回すと、3シーズンくらい保つんだよね。初期コストが高くとも結果的にお得かも。

週末しか楽しめない大好きなレースや日々のトレーニングライドを一回も無駄にしないように。その為の心掛けです。

2016年5月18日水曜日

2016 CJ 第2戦やわたはま国際 XCO (リオオリンピック代表選考レース)



※いつもと勝手が違う飛行機遠征なので、備忘録的に。


移動日
3:30起床 4:30成田着
食事
朝食 成田/おにぎり→松山/鯛ご飯、海産物少々
昼食 うどん
夕食 宿のコース料理 (煮物の芋、かぼちゃ、ご飯を多めにとって炭水化物を多めに)
メンテ
試走前にスポーツアロマ1時間
試走
4.5周回スローペース(各セクション1回だけ全力走)
試走後 宿まで30分程度イージーライド
就寝 10:30

レース当日
7:00 起床&食事 (一般的な朝食、ご飯3膳)
9:00 宿舎出発 30分程度会場までロードワーク
10:00 スポーツアロマ 腰・臀筋を重点的に脚は軽く
11:00 うどん小盛り、スポーツジェル
11:30からアップ開始 L3L4で30分、20秒インターバル×5、スタートシミュレーション1回

コース&戦略
短く急な登坂とテクニカルなシングルトラックの繰り返すコース。テクニック部分ではホビーレーサーの中では劣後しないと思うので、そこをクリアで走る為に登坂をいかに力強く走れるか。スタートから躊躇なく全開と心に決める。目標はフルメンバーの中で自己ベスト(14位)の更新。

レース展開
スタートは34番コールで4列目、周りは怪しいメンバーだったけど、代田さんの後ろに入って、スタート後は左ラインからフルもがきで15位前後まで上がる。
下りはスピードを上手くつないで、体力の消費を防ぐ。登坂はアウターローで引っ張って、トラクションの抜けを防ぐ。1周目は13-17位くらいのパックで入って、出来るだけ前のミスに引っかからない位置で走り続ける。佐藤選手と同じくらいの位置でいるのがストレスなくペースを維持出来たので、登りで離されながらも下りで詰めて致命的な差にならないように意識しながら淡々と4周回を消化。ペース配分ミスで落ちてくる若い選手もいたので15位くらいだったが、5・6周で単独になってしまいペースが落ちる。前に合田選手・佐藤選手は見えるけど詰まらない。前も辛いはずと思って耐えたが、脚が全部攣ってしまいペースが上がらない。チームメートの代田選手に最後に抜かれて、19位で終了。完走は14人。今年は結構なサバイバルだった。

機材メモ
車輪 PAXワイドリム&IRCミトス 1.4Bar
フォーク SRサンツアー AXONカーボン 72〜3Psi(リバウンド強め)
テクニカルなコースではあるが、スピードが出る部分はスムースな路面&テクニカルセクションは低速なので、適正空気圧付近でニュートラルな操作感を意図。木の根が連続するセクションの出口でサスの跳ね返りでバイクを前に進めたかったので、リバウンドは速くした。

反省
単独状態になった時のペースダウンが著しかった&5周目の佐藤選手のアタックに全く対応出来ずに遅れてしまった。足つき等のミスはあったものの走行中は自分なりのベストを発揮できたと思う。前段のペースダウンやアタックは日頃のトレーニングで補強するしかない。

前日の試走が終わった後とウォームアップをある程度やった時点で「もう準備で出来ることは無い。」と、割り切った気分でスタートに臨めたのが大変良かった。今回の八幡浜に向けて、結構徹底的に準備してきた(周りにやってもらった)部分があったので、冷静でいられた。毎回は難しいけれども、そう言った心掛け・集中力は大事にしたい。


いつも付き合ってくれる代田パイセンに感謝。

2016 CJ第1戦 朽木

2016 CJ開幕戦 朽木XCO



コース特徴&戦略
クラシカルなゲレンデ登坂&直滑降のコース。登坂力のみで切り取れば、かなり自分に分が悪いコースだが過去に15位で完走してるので、同水準で走る事を目標に臨む。

ウォームアップ
2時間前から動き出す。コース手前の舗装路登りでL3-L4域で数分走って、タバタっぽいダッシュ系を入れて、心拍を上げた後は3本ローラー。

レース展開
スタートは27位で3列目からのスタート。左側で代田選手の影に隠れながら、20位前後で最初のゲレンデ登りに入るが自分のペースが安定せず妙に脚を使う。下りでだいぶ稼いで18位付近で1周目を回るが、脚の疲れがあるのか今ひとつ登りでかからない。

17〜20位パックが少し前にいるんだけど、なかなかそこまで上げられず我慢...も、長いヒルクライムに身体が順応しておらず完全に上半身が潰れたダメなライディングフォーム。小林選手山西選手といったメンバーの4名ほどのパックに4周回目に追い付かれ&ゴボウ抜きされてしまい、27位で終了。

チームメートの宮津12位、代田19位、山田20位とホビーレーサーチームとしては申し分無い結果。自分も続いていきたい。


機材メモ
車輪 PAXワイドリム&IRCミトス 1.4Bar
フォーク SRサンツアー AXONカーボン 65Psi
ハイスピードの下りで対応出来るようにエアは低め&リバウンドを効かせてフォークは速く動くように調整。

反省
登りで身体が疲れている感覚と朝から大腿部に筋肉痛のハリが残ってしまい、全くダメだった。前日の試走のやり方もあるが、GW期間と良いこともあり連続した練習で身体にレース前の割には高負荷の練習を取り組みすぎた。