2014年11月16日日曜日

何故欧州プロはディスクを避けるのか?欧州でディスクブレーキが普及しないのは何故か?




先日のエントリも沢山の方にごらん頂きまして、ありがとうございました。
さて、ディスクブレーキの優位性について私の認識は前回の投稿で示した通りですが、海外(特に欧州)の自転車事情を垣間見るにそこまで普及しきっていないと言うのがざっくりな印象。何故なのでしょうか。

そこで、Facebookで、ベルギーにお住まいの山宮正氏(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%AE%AE%E6%AD%A3)から、貴重なヒントを頂戴しましたので以下にてシェアさせて頂きます。(氏はその昔、オランダに遠征に行った際には大変お世話になり、自分の自転車競技観を変えてくれた恩師の一人です。)

以下引用
山宮 正 
ディスクブレーキが性能が良いのは衆知の事実であるにも拘らず、プロのシクロクロスレースではオランダのラルス・ハール、マテュー・ファンデル・プール以外の選手、そして本場ベルギー・オランダで一般アマチュア選手が殆ど使用しないのはなぜなのか?昨年、N・アルベルトは一度使用して、カンチに戻しました。なぜなのか? そういう疑問が日本側から一切聞こえてこないのはなぜなのでしょう?


そこで、以下それに対する当地シクロクロス・プロ選手お抱えのメカニシャンから聞いた話です。
まず「パッドの摩耗が激しく、特に砂場のレース、トレーニングでは、あっと言う間に摩耗し、毎回交換を余儀なくされる。 アマチュアなど自費の選手では、その交換費用だけでも1シーズンに相当な額になるため」。 私が居住している地域は、シクロクロスが盛んなベルギーの中でも特に国際イベントが多く開催される、文句なく世界で一番シクロクロスが盛んな土地です。 現役世界チャンピョンの Z・シュティーバー、T・メウエセン、K・パウエルス、B・アルナウツそしてファンデル・プール兄弟は、我が家から半径数km以内に住んでいます。そして、この地域を始め、シクロクロスの盛んなベルギー西部およびオランダの森林の土壌は砂地が多いのです。つまり、日頃のトレーニングでも砂地を多く走っているのです。


次に問題とされているのは、「オイルがメーカーの説明書に書かれているよりもずっと暖かい温度で凍結し、動かなくなる」そうです。マイナス10度近くで凍結して動かなくなったモデルもある」との事。


以上の理由でシクロクロスの選手は、依然としてカンチ派が多いというのがメカニシャンから聞いた話です。 もちろんプロの場合、機材供給を受けるスポンサーとの関係もあるでしょう。そして、微妙な制動能力には個人的好みも影響していると思います。


ホビーレーサーとして毎週シクロクロスを走っている地元の友人は、昨年ディスクを使っていましたが、パッドの摩耗が極端に早くて、メンテナンス費用がバカにならないという理由で、今年はカンチの自転車に戻しました。
以上、参考までに。


と言った事でした。
よく日本の自転車雑誌とかだと出始めの頃に重量増に目が行っていたようですが、そういうことに限ったワケではないようですね。(PAXのDISCCXはアルミパーツとアルミホイールで頑丈に作っても8kgフラットくらいなので、全然軽いですし。)

オイルが凍る点については、日本だとあまり考えられない状況かもしれませんが、確かにMTBでスノーライドするとレバーの動きが鈍くなることがあるので、冷え込みの厳しい欧州ではありえるトラブルですね。

ブレーキシューについてもMTBで弾丸の用に使用しているので、コスト感覚が欠落していましたがシマノのレジン製のパッドはMTB用でもコンディションが悪いとあっという間に無くなるので、その通りですね。じゃあメタルパッドを採用すればいいのか?とかいう議論になるのかと思いましたので・・・
Vesrahさんのクロスカントリー用のブレーキパッド(しかも軽量バージョンでベースプレートが軽い。)だったらどうなんだってのをテストしてみたいと思います。マキノ、野辺山、全日本選手権のUCIレースで使用してみたいと思います。これで、耐摩耗性も良かったら、日本でディスクブレーキ使わない理由ってあんまし無さそうですね。

ちょっと使ってみた感じは結構良く効くディスクブレーキです。CX用より入りのカッチリ感は強めです。追って、その辺の使用感はアップデートさせていただきます。

2レースしか出てないけど、秩父効果で地味にランキング上位。残りのシーズンも少ない参戦数ですが、なんとか上位を守れるように頑張ります。

チームメートのヨシキと共に応援よろしくお願いします!!

2014年11月14日金曜日

シクロクロスのディスクブレーキは速いのか?


あくまで個人的見解ですが・・・絶対に速いです。

先月C1クラスで優勝させて頂いた秩父CXはコースが難しいことで評判ですが、その際のラップタイムは以下の通り。





途中、石でタイヤカットしてしまい、バイクを交換したんですが、ラップタイムの落ち込みがハンパ無いですね。

PAXCXDISCはSERACのマッドタイヤにディスクブレーキ。
コルナゴはノーマルタイヤにカンチブレーキ。

ならして見ると一周19秒程ラップタイムの差が発生。このタイム差がマッドコンディション下の秩父CXにおける「機材の差」だと思います。周回を重ねる毎にバイクに泥がついたり、ブレーキが利かなくなったりの要因でタイムを失うことはよくあるかと思いますが、ディスクCXに乗ってる間は、機材を気にせずライディングに集中できたのか、学習効果ですこしづつラップタイムが上がってます。これは結構大事なポイント。機材のパフォーマンスがレースを通じて安定。すばらしい。

ディスクの優位性はマッドに限った話ではなくて、先日の幕張CXでもスタート時はディスクで走って、12、3位付近をで最初の数Lapを走りましたが、クリテリウムみたいな展開で途中からロードっぽい乗り味のコルナゴのほうに分があるかな?と思って乗り換えたものの、制動距離が伸びてブレーキングとコーナーでタイムを失ってるのが判ったので、すぐにDiscに乗り換えなおしてしまいました。

ここまでの2レースとちょっとのトレーニングの感覚では、ディスクのほうが扱い易く、慣れ親しんだMTBのイメージの走りに近いので、個人的にはこっちの方が良い。今後もメインはディスクになるかなといった印象。

そもそも乗り物スポーツの大原則として、コンパクトに減速して曲がるってのは基本ですし、二輪スポーツであるならば、ブレーキをきっかけにアクションを起こすと言うのも大事なテクニック化と思うので、制動力の引き出しがあるってのには越したことがないのかなと思います。

こういうことを書くと、ディスク派vsカンチ派の抗争が始まり始まり・・・で「NysやPowelsはカンチだぜ!」みたいな話も出てきては、「じゃあカンチブレーキで、W杯とかプレスティージュみたいなDHセクションをトッププロと同じように下る度胸はあんのか?!」なんて言い争いが始まったり・・・なんて。ちなみに僕はそんな度胸ありません。翌日会社もあるのでディスクにします。

閑話休題・・・カンチで、十分なコースならカンチでいいと思います。軽いし。でも昨シーズンを振り返ると・・・
湘南クロス→開成町は不要だけど、中井はいる。
茨城→あると全然楽。
野辺山→あると後半楽。
富士山→絶対いる。
ミストラル→いらない。
SUGO→絶対いる。

こんな感じでしょうか。これ、去年欲しかったけど、強がってたんだな。きっと。

レース後半、腕というか上半身が固まってきたときにミスしてタイムを失いがちなCX。そこで正確なライン取りに集中できるのは大きなアドバンテージかと。昨年の東北CX@SUGOは下りで下ハンでブレーキを握り締めて、後半には2台ともシューがなくなったのは良い思い出・・・同会場でやる今年の全日本は下り基調なレイアウトらしいので、絶対にいいんだろうな・・・


でもでも、ディスクはストッピングパワーが強すぎる!!とかコントロール性ではカンチが上だなんて意見でもきっとあるでしょう。



そんな方にはお勧めはコチラのVesrahさんのシクロクロス専用のディスクパッド。
(PAXPROJECTチームはVesrahさんからパッドのサポートを頂いてます。)
http://www.vesrah.com/jpn/Bicycle.pdf

シマノの純正パッドはさすがシマノ。レジンでも強烈に止まります。この辺はXTRと同じで本当によく出来てる。対して画像のVesrahのCX用パッドはローターに当たり始めた最初のカッツンと引っかかる幹事が抑えられており、握ってからのコントロール感はFeeling Good。レースでドリフトして急にとまるなんてこともそうそう無いので、シクロクロスで使うスピード域の範囲内にうまく抑えられてる使用感。ディスクで効かないパッドじゃ意味無いんじゃない?と思うかもですが・・・いえいえ、どんなコンディションでも安定的なブレーキのパフォーマンスが期待できるってのがディスクを使う一つのGood Reasonなんじゃないでしょうか。

そんなわけで、いろいろ論争の尽きない、ディスク・カンチ論争・・・細かいことはつべこべ言わず、シクロクロスレジェンドのでんかと佐宗さんと小坂父が使ってて、速いんだから・・・僕みたいな若造が語るまでも無かったのかもしれませんと書いてて思った次第でございます。

僕のプライベートバイクのPAXCXは会場で声を掛けてくれれば乗ってもらってOKなので、お気軽にどうぞ。

2014年11月13日木曜日

シクロクロスの3種の神器?IRCのチューブレスシリーズに関して。

さて今シーズンのCXシーズンはMTB最終戦が10月の終わりだったこともあり、出遅れた感がありますが、秩父C1-優勝、幕張C1-19位とまずまずな滑り出し。これは新たに導入したディスクブレーキとチューブレスタイヤに助けられてる部分が非常に大きいので、ここで語らせてもらおうかななんて思います。今回はタイヤについて。

秩父CXは典型的なジャパニーズ山クロスでコースがすげーテクニカルでC1の参加者もMTBからそのまま来たっていうメンツ。ここではテクニックもさることながら、コースに合わせた機材が重要なワケで、雨が予想されてた事もあり、PAXチームのGMキクちゃんからはIRCさんのSERACCX/MUDと新型チューブレスホイールを直送されて、とりあえずそいつを使ったら、MTBエリートライダーの総決戦とも言えそうな状況の中、調子良く勝ってしまいました。それ以来、自分の中でチューブレスタイヤ熱がメラメラ。翌週の幕張でノーマルSERACと新型のSANDをIRCさんの計らいでテストさせて頂く事と相成りました。

まずTLタイヤは北米ではかなりの市民権を得ているようで、どのクリンチャータイヤならTL化出来るのかなんて言うまとめページもあったりとなかなかの賑わい。そんなモメンタムの中で出てきたCXに於けるIRCの三種の神器。確かにDugastやFMBのタイヤの「フワーっ」とした乗り心地は最高だけど、実は結構実用ギリギリの空気圧だったり、CXメインでない選手には財布的にもギリギリな感じ。そういうトップティア層に対して、IRCのTLはどうなの?と言うトコだと思いますが、個人的に感じた3種の共通項は以下の通り。

・チューブレスだから取扱いが楽。作業時間数分。
・チューブラとそこまで差を感じない路面追従性。MTBer的にはIRCのチューブレスらしい安心感としっとりした乗り味。
・1.6気圧前後でタイヤが潰れる事はあっても、Fatalな空気漏れには至らず。低気圧に頼って粘って欲しいとこで粘る。
・マッド、ドライの両方のレースで激しく走ったけど、リムからビードが外れるなんて事にはならず。
・トップ選手が言うとこのチューブラらしくタイヤを潰して、ブリッとどりゃって曲がるのなら、そういう走りには向いてなさそうだけど、そもそもそんな走り方を国内でやってる(出来る)選手はトップレーサーの数人くらいですし、所謂CX通な店長でもほんの数人なので、それよかラインをキレイにトレースして走るってのが乗り物スポーツの大原則に沿うなら、これくらいがいい塩梅なんじゃね?と言うスイートスポット突いてくる使用感。

で、以下個別銘柄毎の特徴。
SERAC(ノーマル)
・MTBのシラクみたいに軽いと言うかセンターリッジの気持ち良い走行感。これがスタンダードと思って、CXに参入してきた人は多分ものすごく幸せモノ。ザ・スタンダード。

MUD




・圧倒的な泥ハケとグリップ。秩父はコレとディスクブレーキのメリットをフルに使って、難コースを攻めれた。
・今年の全日本のコース@菅生は雨なら絶対にコレ。後輪は逆ローテーションで使おうと思います。
どろどろなドロップオフでも確りコントロール効いてます↓












SAND
・ほぼロードタイヤに砂目パターンなので、圧倒的な加速力。幕張のコースでは必要十分なグリップ&トラクション。
・乗り心地最高なので、グラベルライドにもちょー良さげ。というか、シーズン後にそのまま履いておけば、春からもCX車でロードトレーニング出来ます。(CX車に25Cとかのロードタイヤ履くと、外径が小さくなってフィーリングが急にクイックになっちゃうけど、これなら春・夏でも違和感無く楽しめそう。









と、まぁこんな具合。総じて使い易いし、コースコンディションに合わせたパターンがそれなりに低予算でそろえられるのは、アマチュア選手としては魅力的。機材のことをあまり考えずに、平日は仕事とトレーニングに集中して、週末レース会場に行ったら、思いっきりレースを楽しめる。そんな使い方が出来る点で、個人的にはココは大きなポイント。
幕張ではタイヤが剥がれてトボトボと副都心の歩道橋を歩く姿を数名お見かけしました。せっかく遠征して、タイヤをはがして帰っちゃうのも勿体無いので、とりあえず1セットスニーカー的に持っておいても良いと思うんですよね。

他にもいろんなメーカーのクリンチャータイヤと比較して見ましたが、感覚的にはIRCの三本があったら他いらねんじゃね?と思います。(詳しくは書けないので聞いてください。)

こんだけ書いておきましたが、そうは言ってもチューブラは確かにしなやか。そこではどうやっても勝てません。ただ、タイヤのしなやかさだけで乗り味を語るのはなんだか違うのじゃないかなと思います。
と、言うのもMTB乗りの立場から見てみると車輪全体の柔らかさもバカには出来ません。クロスでもロードのカーボン車輪を使っている方も多いかとは思いますが、ロードレース用にカッチリ走ることを目的に組まれたホイールは乗り心地が縦にも横にも硬いです。その乗り味を緩和させる為か、高級チューブラを入れてるなんていうケースもあるんじゃなかろうでしょうか。その一方でパワーバンドが比較的男子アマに近いW杯の女子レースを見ると意外とトップクラスの選手でもアルミの手組みが多くて、剛性のコントロールを図っている様子が見受けられます。そんな事を総合的に勘案するとPAXPROJECTは同じくらいの重量でカーボンもアルミも用意しており、CXでの使用を意図してキクちゃんが組んでくれますんで、バランスが取れてるんじゃないかと感じる次第。(特に自分の使ってるリムはIRCのチューブレスを使ったときに綺麗に33mmに納まるように職人技的に開発されたらしい逸品。)

その辺の車輪としてのパッケージングに関するノウハウはPAXCYCLEさんとチーム員の皆さんのとこに蓄積があると思いますんで、会場でお気軽に声を掛けていただければと思います。

PAXPROJECTチームはアマチュアがガチで楽しくレースをするためのチームですので、いたづらに高級機材を使うのではなく、コストとベネフィットの天秤でバランスが良い機材の使い方も提案していくお手伝いが出来たらいいなと思います。

>IRC様
今回は貴重な機会をいただきまして、ありがとうございました。





2014年4月13日日曜日

緑山J2大会レポート


バイクセッティングのメモ

タイヤ Rubena  SCYLLA V96  27.5 1.4気圧
Fフォーク 2014 エピコン XC 27.5 

 フォークオイル 粘土低めものに変更済み
 エア圧 60psi
 コンプレッションダイヤル 最弱
 リバウンドダイヤル 最強
ステム   120mm
ハンドル GDR Risen6 660mm 水平~ちょい肩下がりでセット
その他  天候が悪いとの事と緑山は砂質が粗いのでトラブル回避の為、各部にシリコングリスとシリコンスプレーを厚めに添付。

レース展開
昨年ランキング不芳の為、30番4列目からスタート。緑山はスタートが肝なので、先頭列から不安の無い選手の並びにつく。スタート30秒前にK選手とM選手がボトルの水をかけあって遊んでる様子を見て、メーカーの看板背負ってスタート先頭列でそんなことしてるなら、後ろのやる気まんまんのアマチュアの本気の選手に失礼だからどっか行ってくれと思った。まぁそんな余裕のあるメーカー選手と対照的に気付かないうちに集中してるんだなと思った。で、スタート。メリダの恩田選手、BSの斎藤選手がペダルキャッチをミスったので、前に若干のスペースが出来たトコをついて最初のシングルに12位で進入。ここからはシクロクロスと同じく脚が揃うメンバー単位でばらけるまでラインレース。前方にスコット松本選手、Inac西田選手、代田兄さん、セージ選手なんていうラインナップで、シングルトラックで詰まる嫌な予感しかしなかったので、あまり突っ込み過ぎず間隔を開けておく。後ろのヨシキにペース上げろと怒られる。ごめん、ヨシキ。で、根っこが多いセクションで案の定前が詰まった機にキャッチアップして、10番手付近の選手で順位を入れ替えながら進行。代田兄とペースを合わせて行くのが良いのかとも思ってたが、まだバイクとシンクロしてない様子でコーナーの進入もなんとなくいつもと違った雰囲気。あまり周りに騙されずペースメイクしていく事を小さく決断。
3周回約25分くらい経った頃だろうか、いきなり雷鳴が轟き、雨と雹みたいな天候に。赤土の緑山では一気に路面コンディションが悪化、もともとスタート時点のコンディションで「まぁちょっと滑るけどイケるな」程度のタイヤチョイスだったので、全くグリップ感がない状況に。そうは言ってもみんな同じだろうし、レースもあと半分以上あるので、泥レースの時の走りにシフトチェンジ…してたつもりだが、シングル下りで二回転倒。激しく順位を落とす。どこかしらで誰かが転んだりトラブってるので、一つづつ順位を詰めて行こうなんて思ってたら、いきなりレース短縮のお知らせでラスト1周回。いきなり言われても~という感じですが、致し方ない。そのままポジションを上げることもなく最後にタレてた代田選手とゴールスプリントを演じて終了。19位。


雨に入る前にマサキの前にいて、松尾くんがなんとなく見えていたので、雨が降った30分弱で2分も失ったのか・・・という感じ。逆に言えば、うまくハマればワークス下くらいには入れるか。




同じレースとは思えないくらいの様変わりっぷり・・・

機材類は特に気になるポイントもなくすこぶる好調。一点あるとすれば、スタビライザー付きのRDにした方がいいかなと思ったくらい。チェーン変えるときに変えようかな。



前日にSuntourのスタッフにセットしてもらった、サスの所感は以下の通り。

今回の緑山はマッド&ウエットコンディションでかなりスリッピーなので、フロントフォークが粘るセッティングに変更。タイトコーナーと木の根が多く、そこまでスピードが上がらないので、フォークの動きもゆっくりめにした方が、タイヤのグリップを有効に使えると思います。

スリッピーな路面でドライのままのハイスピード域を狙ったセッティングだと、フォークが早く戻ろうとするので、斜めの根に乗り上げたり、スイッチバックを抜ける時に滑り出し易くなってしまうのと、低速の連続コーナーでは挙動がクイックになり過ぎて、やや忙しい操作が求められます。フォークがスコスコとレスポンス良く動くのは気持ちがイイですが、人間の身体とタイヤの動きを仲介するフォークには、路面と操作感に合わせて、変化してもらうのがよろしいかと。

というわけで、エア圧を普段から10psi下げて、懐を持たせてからジワっと入って、前輪がワンテンポ残る(サスの戻りが若干遅れる)ようなイメージでリバウンドプリロードを強めに。スイッチバックでもバイク&サスの挙動がゆっくりになるので、安定して下れるようになりました。

舗装路でもがくと、ややモッサリ感がありますが、そこはロックアウトを使えばOK。まぁ緑山は舗装区間無いですね。


以上・・・

次回は5/4のJ1開幕戦高島大会

15位目標にがんばります。

2014年3月17日月曜日

3/15-MTB 3/16-ロード100km

3/15 茨城でMTB
エリート仲間5人で山練。
トレイルを走り回りつつ、途中で舗装路登坂メニューを3本。一週間のトレーニングの疲れもあったのか身体の芯がしんどくて全く踏めずになんとか3本こなしただけ。

久しぶりなトレイルライドだったけど、コーナリングもライン取りもいまいち繋がりがなくて、身体の動きもカタイ。もうちっと頭と目を切り替えないとと感じた。

3時間半走って、40km弱。
走ってて自分遅いなと思ったけど、春先一発目のレースとか練習会っていつも調子悪くて置いていかれるので、まぁこんなもんだという事で、レースまでに修正を計りたい。



3/16(日) ロード100km@手賀沼
7時ちょっとから練習。暖かくて身体が動いて良さそうなんだけど、前日の疲労で全身バリバリ。

L3くらいでベーストレーニングしてて、2周くらい頑張るメニューを入れようと開始したら、後ろからフル装備なTTな集団が抜きまーす!と。

はいはいどうぞと思って、L4で走ってて、一向に抜いてこない。ジワーッと先頭の人が抜いてきたのはいいんだけど速度差がなさ過ぎて道幅が狭い区間で、後続の人と併走状態に。そしてDHバー握ったままジリジリと寄せてきて自分は白線と土手の間の15cmくらいのトコをしばらく走るハメに。この時期、トラクターの土が一杯落ちてるので適当にホップして走ってたら、危ないだろ!入ってくんな!みたいな一言。じゃあ早く抜いてどっか行ってくださいよ…ほれほれ。なんてしばらくやってたら、アホらしくなったんで、TTT集団やってる人の前に出てしばらく独走。

大体NP280wくらいで走り続けて、TTT集団を微妙に後ろに離して2周回。このペースならあと1周くらいかなーなんて無理なく踏んでたら、信号待ちで追いつかれた。そしたら、自分のピッタリ真後ろでローテーションはじめた。なんの意味があるのかはサッパリ不明。ほんで、自分がトラクターとか停車車両があって減速すると、DHバー握ってるからか、大声でブレーキ!!!とか叫ばれる…うーん。まぁ自分は淡々と走ってるのでねー。なんてやってたらいきなり勝手にスプリントポイント設定されてたらしく、追い抜かれて電柱脇でガッツポーズされた。ちょっとイラってきたけどなかなかシュールな光景だった。

脚があれば自転車なんてそれなりで良いし、オーバースペックはただのコスプレだと思った次第。
自分は身の丈にあった楽しみ方をしよーっと。

2014年3月9日日曜日

3/9 大学チームとの練習

大学チームと練習。前日の練習の影響はそこそこ感じられるものの、学生達は翌日から学連の合宿という事もあり、いつものクリテ風味な練習ではないとの事だったので、機関車役(&コーチ)として出陣。

いつものようにいつものコースを2列の周回。

特に何をするわけではなく、淡々と周回をこなすのみ。
直線路区間だけペースアップをするのみ。自分はSpeed Changeなつもりだったが、イキのいい後輩達はガッツリとスプリントに持ち込んでくれる…も、自分はとりあえず後ろで見守るのみ。

特にハイペースというわけではなく、LT下付近を淡々と踏んでいただけだが、隣に並んだ後輩がやたらとキツそうだったり、何もないとこで後ろについていた後輩がちぎれていったりで、明日以降の合宿に影響が出そうなので、OB陣達だけでラスト2周回を走っておしまい。


以下、学生向け。(今日のトレーニングの趣旨とは外れるけど、今後の参考ということで)
自分が先頭がメディオペースで引いているときは無理のない範囲内で大体235~270w。
一方、先頭から下がると200w(L2くらいに突入)を余裕で下回る。というわけで、非常に楽。

ロードレーサーの基礎体力を高めるためにL2で走るのなら4時間とか、5時間走るべきだけど、大体チーム練習でまとまって走れる時間って意外と少なくて、2時間~3時間が良いとこ。
その貴重な機会を流しちゃうのは非常にもったいなくて、ちゃんと考えて、一人ではできない速度を高めるトレーニングが出来るように考えて欲しい。ペースが上がったら、交代するタイミングも早くなるから皆均等に負荷がかかると思いますので、そういう走り方を心がけましょう。

強くなりたい。地脚をつけたかったら先頭を長く走る事。簡単に譲らない事。ローテを諦めないこと。そういった日々の姿勢で耐性をつけていく事がクリテリウムでの余裕につながると思います。他の選手に頼らないでも、自分の脚でポジションを上げていったり出来るわけだし。

キツいけど、そのキツさで仲間と走れる環境に感謝して。

(・・・と、自分にも言い聞かせる。)

今日のTSSは120(翌日には疲れが回復する水準内)

為参考
TSS:練習ストレス度(Training Stress Score)
TSSは、練習強度と継続時間を指標化したもので。FTP強度で1時間の運動をしたときのTSS値を100となる。TSSと疲労度の関係は以下のとおり。

TSS 150以下 翌日にはリカバリーが完了
TSS 150~300 疲労が翌日に残る。翌々日にはリカバリーが完了
TSS 300~450 2日後にも疲労が残る
TSS 450以上 数日間は疲労が残る


最近、高負荷練習に特化していた為にTSSから出した累積のストレス指標は今年最高値。同時にパフォーマンスも向上してるんだけどね。

しっかり休んで、ちゃんと練習して、しっかり休んでの繰り返し。練習する時に無駄な体力を使わないように、次の練習で強化したいポイントを明確に。その日にちゃんと狙った練習が出来るように体調を管理して。そういった良いサイクルを作っていこう。

行き当たりばったりな練習&生活では、安定的な強さは生まれない。

仕事は行き当たりばったりでコントロールできないことも多いんだけど。
まぁ、そこはサラリーマンである限り誰も変わらないので、その条件下でベストを。

2014年3月8日土曜日

3/8手賀沼練習

2月にロードレーサーに跨ったのはハワイでちょこっと乗ったのと、9日にレース前に流しで乗った程度で、あとは全部ローラー台・・・雪とか雨とか週末に多かったしね。

先週末もローラーでFTP近辺を集中的に狙ったトレーニング・・・の前からローラーばっかりで持久力が課題と思えたので、MTBに乗りに行きたい気持ちをグッとこらえて、強度に対する時間耐性をつけるべく、ちゃんと外でロードに乗った。

大学生の後輩をピックして、手賀沼へ。現地で久しぶりに走るというやまぐぅ氏を捕まえられたので、3人で以下メニューを実施。

①40kmペース走行
クロカンのレース時間(最終周に入れるくらいまでのタイム)でタレないでベースペースを守り続けられるかを自分に問うべく、体重の4倍程度のワット数のイメージで全工程を走る。
各周回の平均wは以下のとおり
1周 237w
2周 257w
3周 247w
4周 260w
通しで約80分で250w弱

基本的に自分が長く引いてペースを固めて走ってたものの、3周目でやまぐぅさんが切れて、最終周は自分が殆ど引いて280wくらい・・・だったんだけど、後輩がラスト2kmくらいで切れてしまい、ここまで来たら最後まで粘って欲しかったので、流して追いつくのを待ってもう一度引き上げてメニューを終えた。最終周以外余裕をもってたので、感覚的には補給をちゃんと取りさえすれば2時間くらいはこれくらいで走れそう。

XCマラソンのトップ選手がやってるのには全然及ばないけど、概ね体重比4倍で案外余裕を持って走れたので、ひとまずはベースパワーの土台がそれなりのレベルにある事を再確認出来たんで、まぁヨシ。

②LT over TT
平坦部分を使った7分程度のTT。前述のメニューで足を使ったのもあって、心拍限界値にも関わらずLT260w付近で所定時間を走っただけになった。ので、目的のスピードアップと強度が全く狙えない状況だったのと、後輩がもうフラフラだったので、「今日はこんなもんにしてやるわ。」と言って、2本だけやって切り上げた。

190分ー90km

練習後に確認するとTSSは230。
過去の記録を見る限り100km以上をそこそこの強度で走らない限り、この水準には達しないので、距離・時間以上に密度の高い練習になった。その代わりちゃんと休んで回復させてから次のトレーニングに臨まないとね。

【LSD不要論】
1月からLSDトレーニングをやった日はゼロ。
最近は如何にL2の時間を減らして、その分休む時はしっかり休んで・・・のリズムを作って、次に如何に最良のトレーニングするか、目的に対してどうアプローチするかに拘ってたら、結果、上記くらいの練習時間は耐えられるようになった。
もちろん昔みたいに4時間、5時間に達するロードレースにチャレンジするんだったら、ひたすら我慢が必要。でも、国内ロードなんてせいぜい2時間程度だし、自分はXCO、CXの選手なので、今後もロングをやるんなら、L3若しくは上記の強度部分をストレッチしていく試みの方が良いのかなと感じている。



手賀沼でKazuに遭遇。なんか台湾で食事にあたったのか?かなり体調悪そうだったけど、写真撮影にわざわざ八王子から手賀沼まで・・・ご苦労様です。

夜はライバルチーム?のアジトのオープン記念パーティー。
http://www.milepost.jp/
現役選手・往年の名選手のトレーニングに対する考え方を話し合って、やる気が湧いてきた。
と言いつつビール飲みすぎて、前後不覚で帰宅。
茅場町にある素敵なカフェ&自転車屋さんなので、みなさんで行ってみてください。

2014年3月6日木曜日

LTトレーニング

会社を終えて、2時間ほど国際経済情勢なんかのセミナーに参加して、帰って夜の楽しみ。ローラーです。

水曜は比較的身体がフレッシュなので、負荷の高めの練習という事でLTトレーニング。
4分ーL4下限235w
8分ーL4上限275w
を4セット。

アンダーLTは全く問題ないけど、OverLTを狙った時に全く安定しないというか、踏んで無理矢理280w付近でやってる感があったので、一旦落ち着けてスムースなペダリングを心掛けるもみるみるパワーが落ちてLT付近(265w)前後の維持で一杯一杯。

反面アンダーLTは240w位で快適(しんどいけど)。

上げられない時もあるのは仕方ないので、集中できる所で所定時間のメニューを消化することに専心。諦めないで調子が悪いなりのベストを尽くす。

約50分踏んで、平均250wでDone。

2ヶ月間L4を集中して取り組んできて、(実走ではもっと出せるんだろうけど、)とりあえず20分ー1時間くらいのローラー上での生のパワー値はこれまでの中でも良いレベルに入ってきたので、ベースパワーは安定してきたのかなといったとこ。

次は体重比4倍240w付近を1.5時間までストレッチしたり、体重比5倍の時間を増やすなどして、パワーカーブフロンティアをシフトさせて行く練習が必要。

20分TTはせいぜい280-285wくらいで頭打ちだろうから、体重でレシオも稼いでいかないとね。

ここからがIBARAの道です。

この人もIBARAだろう。

2014年3月3日月曜日

来たるシーズンインに向けて

新たなシーズンに向けて、取組への意識付け。

年初からのトレーニング振り返りとコミットメント。

元日からトレーニングを初めては、トレーニング実施日は概ね経過日数の50%。
(仕事が長引いたり、飲み会なんかあったりするとそんなもんなんですかね。/一方、体育大の選手なんかは70〜85%くらいなはず)

その内、パフォーマンスUPに向けて評価できる走りが出来たのはレースを含めて10回程度。よって、60日のうちで16%しか前向きに練習になったと思える走りが出来てない 。

この実績を鑑みた上で、先をみると、自分の目標とするMTB全日本選手権(7/20)迄、略135日。

今のペースで仕事と家庭のバランスを維持して週末全て自転車に乗れたとして、67回程度。

その内レースがある週末が12回なので、24日分は「練習」が出来ない。そう考えると残るは43回。

先のパフォーマンスUPにつながると思えた割合と67回を掛けると、21回。

まとめると
レースまで残り135日
自転車に乗れるのは67回
「練習」に取り組めるのは43回
集中した練習が出来るのは21回
…今のままではね。

頑張ってもう一日練習したら…
なんとなく練習する日を無くして、集中して取組む日を増やしたら…
もしかしたら、レースでもう一つ我慢強く走れるかもしれない。

メカトラブルとか、体調不良とか、遅刻とか、そんなバカバカしい理由で練習時間を失うのは絶対に避けたい。
だから、日々、身体もバイクも整える。
休む日はちゃんと休む。次に最高のトレーニングを行なう為。
その時々の最善の走りを生み出せるように。いつでも気持ち良く走り出せるように。

そういう意識の積み重ねが大事。

その為び毎日の練習を記録して、出来ること出来ない事を整理して、苦手な部分を消すためにすべきことと、速くなる為に必要な事をなるべく鋭利に洗い出して、トレーニングを行なう。

さて、改めるべき意識は
① トレーニングの結果、実績をちゃんと記録して、そこから素直に自分を見つめ直す。
② トレーニングの頻度、質とを期限に危機感を持ちながら、真剣に考える。
③ 集中してトレーニングを行なう為の環境を整える。バイク、ローラーにはすぐに乗れるか。

意識をどこまで敏感にするか、
その為のきっかけ作りが出来るか、
苦手ならそれをどう補うか、
私は意志が弱いので、こうやってノートに記すわけです。



2014年3月2日日曜日

2013-2014 シクロクロスシーズン


2013-2014シクロクロスシーズンまとめ



今シーズン白熱したシクロクロス。
C1に上がっちゃったけど、残留出来るか不安・・・なんて人の為に、参考になるかな?つう記事。

同時期20分NP同時期10分NP推定FTPW/kg
11/10/2013GP Mistral #2パンクDNF
187w
209w
178w
2.9
11/10/2013同上 スプリントクロス優勝
11/16/2013UCI 野辺山 CX #161位/62人98%
11/17/2013UCI 野辺山 CX #241位/71人57%
11/30/2013秩父CX10位/11人90%
12/15/2013東北CX#4 @Sugo14位/22人66%
225w
249w
214w
3.5
12/23/2013湘南CX#1パンクDNF
1/12/2014湘南CX#220位/38人52%
249w
264w
237w
3.9
1/26/2014湘南CX#310位/32人31%
2/8/2014CX TOKYO 中止
261w
269w
248w
4.06
2/23/2014茨城CX#27位/25位28%
276w278w262w4.3
61kg
言い訳的な経緯を話すと、MTBエリートで10番台を取っていた頃は大体4.5w/kgくらいを普通に出せていたんだけど、2013年は転勤&引越し2回、結婚諸々でレースの準備になかなか時間を使えずMTBはギリギリ残留圏内というザマ。結婚式も終わって、年末の大きな仕事を仕上げて・・・多少練習に時間を使える様になってきたので、結果とトレーニングの指標を併記しておいたら面白いかな・・・という事で。

夏から冬にかけて全くちゃんとした練習をしなかったので、MTBエリートもCXカテ1も常に最下位レベル。年明けくらいから生活習慣と業務スタイルをちょっくら見直して、週4日はトレーニングを行える様に頑張った。練習内容はほとんどL4とL5。なぜこうするかは海外の研究機関の結果とか見て、ミニマムこれくらいはやんなきゃと言ったトコで拘りをもって取り組んだ。

そんなこんなを、まぁコツコツとやってきたおかげで、シーズン後半はスタート後にセカンドパックで入賞圏内で走れるようにはなってきました。

シーズンハイライトは以下最後の2レース。

①湘南CX#3、単調なコースだったけど走りのスタイルに合ってたのかスタートから攻めて、3位争いパックに滑り込む。55分くらいまでは粘ったけど、最後の勝負で仕掛けられたトコでついていけず10位。順位はイマイチだけど、ちゃんと3位を狙って走れるくらいにはまでレベルが戻ったのが手応え。

②茨城CXはかなりやる気満々だったんですが、スタートでかなり失敗した上に、走りのリズムが全く合わない緑のチームの二人と一緒になってしまって、淡々と走って悔しい7位・・・まぁシーズン開始時と比較したら全然良いのだけど・・・

何はともあれ、今シーズンも皆様お疲れ様でした。
来シーズンは関東のローカルレベルでは優勝争い。全国レベル(JCX)ではTOP10を目標に取り組んで行きます。

こんな感じでブログを書く時間も今後は取れると思うので、サラリーマンがCX,MTBXCを効率的に楽しむには?を小出しに書いてきますんで、引き続き覗いてみてください。(応援は常に募集しております。(笑))

さぁMTBシーズン!!みんなで盛り上げていこう!!

3/1-2 二日連続屋内トレーニング

土日ともに天候がイマイチなので、あらかじめ外に出ない事をコミットして集中してトレーニング。

3/1 土
2時間ローラー
自分の中では2014年からは覚悟を決めてちゃんとパワートレーニングを再開。
1月2日から継続的にとっている20分走のアップデート。
適当にL2~L3に上げつつ30分程度アップ。
で、一発目ウォームアップの延長で。
L4/10分、250w、80回転、163拍

適当に流した後に計測開始。

20分テスト 276w、88回転、159拍(84%)(体重対比4.6w/kg)
心拍の感じからすると大分まだ突っ込む余裕があったのか。
オーバーフローしないように最初は150拍くらいに抑えつつ、その範囲内で290wくらいからパワーを漸減させて、心拍とパワーの置き所を見つける。で、とにかく我慢。とにかく踏んで上げるんじゃなくて全身でテンポをあげてく感じ。
出力は極めて一定だけど、心拍数が漸増していってキツくなってく感じ。最後に心拍が185付近で頭打ちした段階から気合を入れて300wに近づけてくイメージでもがいて終わり。

適当に30分くらい流して終わり。

1/2   242w
1/22 249w
2/7   261w
3/1   275w

推定FTPは262w-(4.36w/kg) 
3分と20分で取ったCPの近似値は266w

FTPを向上させて行くにあたって、心拍の上昇カーブの傾きを緩くさせて行く=持久力強化ってのもポイントなのかと。その為にどうするか、気合と根性でなんとかなる世界ではなく、必要なエレメントに絞って、パフォーマンスを追求するように意識していかんと。


3/2 日
1.5時間ローラー
1時間L4 248w 83回転 169拍(88%)
とりあえず30分迄FTP95%程度で頑張って、経過時点で250w。
そこからはL4内で収まるくらいでキープ。といっても落ちるわけではなく、248wで終了。

昨日よりかはパワーは低いけど、運動時間が長くなった結果、心拍数が練習時間全体で高い。
という事で、やはり持久力というか運動継続時間が必要。このステージになって回り回って、LSDとかL3のレベルが練習の構成要素として必要になるってわけですね。

LSD不要説がよく最近は言われてるけど、こうやって自分に足りない部分に対する解決策として、具体的に納得してやるのはいいんじゃないのかな。ただ雑誌とか誰に向けてんのかわからない情報を鵜呑みにしてやるのは愚の骨頂。

こんなローラーばっかりで良いのかなんてのは自分でも思うとこはあるけど、国内レースで走るにあたっての基本的な素養は身につけてると思うので、不得意な部分、弱い部分にスポットライトに当てて、やってくしかないのかなと。

技術を身に付けるなら、トレイルで走るとか、クリテリウムとか、難しい局面におかれないと身につかないしね。シクロクロスは下手っぴなので、まだまだどこで走っても習得することは多そうですが。